これまで人類は、植物、微生物、海洋生物などの天然資源から、医薬品として役立つような有用物質を発見し活用してきました。そこで、私たちは、薬として役立つような化合物を天然資源から探索しています。研究の材料となる天然資源として、海洋無脊椎動物(海綿やホヤ)や海洋生物などから単離した微生物を用いています。研究室では、天然資源のエキスを用いて、ユビキチン-プロテアソームシステムに対する阻害作用、p53を標的とする作用、がん細胞増殖抑制作用、細胞周期阻害作用、破骨細胞分化抑制作用、抗菌作用などを調べることにより、がん、骨粗鬆症、感染症などの治療に役立つような天然物を探索しています。
海洋生物は、捕食、生体防御、種族維持、共生などため、様々な化学物質を活用して生きています。図に示した化学物質は、塚本教授が海洋生物から発見したものです。
お知らせ
- 2023年12月1日 江津湖と動植物園に行ってきました。
- 2023年11月18日 第40回日本薬学会九州山口支部大会において、木村くん(D4)、篠塚くん(D1)、大久保さん(M2)、中園くん、外口さん(6年)、東内原くん(薬学科4年)が研究成果を発表しました。
- 2023年11月9日 中園くんと外口さん(6年)が卒業論文を発表しました。
- 2023年11月9日 貞廣博士と西村くん(2022年修士卒)の論文が J. Nat. Prod. のオンラインに掲載されました。
- 2023年11月1日 人羅菜津子先生と髙村さんの所属が薬物活性学分野に変更になりました。
- 2023年10月15日 大久保さん(M2)と貞廣博士が、第24回天然薬物の開発と応用シンポジウム(10月14〜15日)で研究成果を発表しました。
- 2023年10月6日 本田くん(D1)の論文がPhytochemistryに掲載されました。
- 2023年9月29日 院試・学会発表お疲れ様 & 生薬学会賞お祝いのパーティーをしました。OBとOGも来てくれました。
- 2023年9月26日 Ahmed博士と江口博士の論文がPhytochemistryに掲載されました。
- 2023年9月17日 外口さん(5年生)が、第65回天然有機化合物討論会(9月13〜15日)で研究成果を発表しました。第64回の討論会で奨励賞を受賞した人羅先生が表彰されました。