
これまで人類は、植物、微生物、海洋生物などの天然資源から、医薬品として役立つような有用物質を発見し活用してきました。そこで私たちは、薬として役立つような天然物を天然資源から探索しています。研究の材料として、微生物や海洋生物を主に用いています。これまでに研究室では、天然資源から「ユビキチン-プロテアソームシステムを標的とする化合物」、「p53を標的とする化合物」、「細胞周期を阻害する化合物」、「破骨細胞の分化を抑制する化合物」などを発見してきました。写真は干潟の泥を採取している様子です。泥から微生物を単離して研究の材料としました。

研究室で海洋生物(海綿、ホヤ)や海洋由来真菌から単離した、ユビキチン-プロテアソームシステムに対する阻害物質(himeic acid A, hyrtioreticulin A, manadosterol A, siladenoserinol A, spongiacidin C)です。 私たちが、二枚貝から単離した真菌 Aspergillus protuberus から単離した notoamide の鏡像異性体が、ハワイのキノコから単離された A. amoenus から単離されました。

海洋生物は、捕食、生体防御、種族維持、共生などため、様々な化学物質を活用して生きています。図に示した化合物は、研究室で海洋生物から発見したものです。
お知らせ
- 2025年11月26日 人羅先生と本田くん(D3)が、11月6, 7日に韓国で開催された13th KSP-JSP-CPA Joint Symposiumで研究成果を発表しました。その後、Dong-Chan Oh 教授の研究室を訪問し、人羅先生は研究紹介のセミナーを行い、本田くんは10日間インターンシップでお世話になりました。
- 2025年11月22日 サントリービール工場に見学に行きました。
- 2025年11月17日 第42回日本薬学会九州山口支部大会(11月15, 16日)において、修士2年の原田くんと松木さんが研究成果を発表しました。
- 2025年11月11日 東内原くんが薬学科卒業発表を行いました。
- 2025年11月2日 本田くん(博士後期課程3年)の論文が Bioorg. Med. Chem. に掲載されました。
- 2025年10月28日 手島くん(博士課程4年)の論文が Chem. Pharm. Bull.に採択されました。
- 2025年9月24日 岩切くん(2025年薬学科卒業)の論文が J. Nat. Med. に掲載されました。
- 2025年9月22日 バーベキューをしました。
- 2025年9月15日 日本生薬学会第71回年会(9月14, 15日)において、手島くん、本田くん、東内原くん、中村(剣)くん、藤川さん、金澤さん、坂梨さんが、研究成果を発表しました。
- 2025年9月4日 研究室出身者へのお知らせのコーナーを設定しました。
























































































